自分の場合はくも膜下出血時に頭が痛くなりました。よく聞く「今まで体験したことがないような痛み」でした。
でもその後、集中治療室で恐らく10日前後経過したら「どのような痛み」だったのかがわからなくなり、「痛かった」と言う言葉しか記憶にありません。どのような痛みなのかが綺麗さっぱり記憶から消えました。
そうです。これが部分的な記憶喪失です。正直くも膜下出血の痛み以外については全て記憶はあったので何も問題無いから担当医の方にも今まで何も伝えてませんでした。
「痛かった記憶を戻したい!」とは思わなかったので今まで伝える必要は無いと思ってました。でも病気後4年も経過すると流石に他の患者さんでも同様な経験者がいるのか気になりました。
今日は脳神経外科の定期診察の日でしたので、思い切って医師に「他にも同様な患者さんがいるのか」を聞いてみました。
すると予想外にも「少ない」と言うより「多い」そうです。
想定外の回答だったのでびっくりしました。恐らく生命が関わるような場面では本能的(?)に記憶を消すような動作をする場合があるようです。
二度と経験はしたくないですが、記憶喪失ってドラマや映画等で表現されるような場面でなくても有り得るものだと認識を改めさせられました。
そして大病になると人生観と言うか、色々な見方が変わるので嫌な体験ではありましたが勉強になりました。身体の状態は複雑ですけどね。
私は無痛だったので、全て覚えていて・・・・・。
それ故に、病院で動けないことが苦でしかなかった。
訓練で座っても座り続けられず、体感の弱いのが身にしみました。
だから少しでも動けるようになったら、動きまくっていたのは、その反動。
そうだったのですね。
自分もベッドで転がってる事しか出来ない時があったのですが、やはり動けないと相当に苦痛ですよね。
自分も似たような感じで平衡感覚がダメで座っていても5分と持たず、横に倒れてました。
その時は相当な出来事でショック以外なかったですね。そして同時にリハビリは絶対頑張らなければと思いました。
結果的に行動を起こさないと何も変わらないですよね。流石にこの出来事は自分の認識を改めるにも十分な出来事でした。