(最初に書いておきますが記載内容はあくまでも自分の経験上の話であり、再現性がある訳ではありません。個人的な経験上の考察の話になります)
くも膜下出血の影響により片側の物理系の痛覚がなくなったんですが、5年近く経過しても痛覚に関しては未だに「変化」があり、改善の兆しがあります。
何故「痛覚だけ?」と思い、ずっと考えてましたが忘れてたことがありました。
それはくも膜下出血の病気前の話ですが、麻酔が効きづらい体質のため麻酔無しでの切開手術や入院手術、カテーテル検査等で局部麻酔を何本打っても効かなくて「実質麻酔無し」でメスで身体を刻まれると言う経験を何度かしています。
これは健康体の時であり痛覚は当然あります。そしてメスで切られた事の痛さの記憶がトラウマ級の記憶として覚えてます。
この時の痛みは当然の事ながら相当記憶に残っています。そしてくも膜下出血の後遺症を負ってもその痛みと言うのは記憶から消えてません。
何が言いたいかと言うと「鍼・マッサージ」を定期的に受けており、痛覚が無い所に鍼をすることで「記憶の痛み=刺激」が蘇ります。
これを繰り返してることで鍼・マッサージの施術とは別に「痛いと言う記憶の刺激」により、痛覚の改善がされてるような気がします。
理屈の上だけでなく、実際に鍼を打つフリをしてもらった時に鍼が入ってないのに「痛い」と自分は叫んでたんですよね(これは後で教えて貰いましたが恥ずかしい・・・)。
普通に考えると痛覚が無いのに「痛い」と感じる筈がありません。しかし、記憶の刺激なんでしょうが「鍼は痛い」と言う記憶で痛みを感じるような環境を繰り返してたことが良かったのかも知れません。
リハビリ本や参考情報には「刺激」と言う言葉は確かに書いてあることを見かけたことがあるのですが、もしこの事で本当に改善したとするなら他の後遺症も同様に意識することで改善するのかも・・・と期待しよう。