くも膜下出血発生当時を振り返って見て

くも膜下出血発生から約9か月経過しました。病気発生から振り返って見るとやはり「幸運」が多くて助かったとしか言えないです。不幸中の幸いで1つでも幸運が無かったら死んでたり、生活が成り立っていたとは思えません。以前にも書きましたが病気発生時声が出せなかったので壁を叩いて家族を呼べたこと。これは大きかったです。状況によっては誰にも見つからず、そのまま死んでいた可能性もあったのです。そして救急車で病院に着く前に意識を失ったんですが、この場合、元の生活に戻れる可能性は10%とか低い確率だったみたいです(病院到着前に意識を失うと相当不味い!)。そして障害持ちにはなりましたが、比較的軽い方で日常生活は自分一人で出来ること(車の運転免許も再開することが出来ました)。嚥下障害もあったのですが、脳細胞の一部が死滅はしましたが代理細胞が出来て食べ物等の飲み込みが再開出来た事も大きいです。合併症で隠れ脳梗塞にもなりましたが、こちらは何も障害が無かったこと。そして入院当時は立つことも出来なかったのが今では器具なしで一人で歩けること。これも社会復帰するためには相当良かったです。そして結果論にしかならないのですが病気発生前日の日に家族と静岡県の三嶋神社に車を運転して行ったのですが、この日に病気が発生してたら家族を道連れで交通事故を起こしてたかもと思うとゾッとしました。後は病気発生時ですが私は仕事を転職して丁度1年経過したところでした。健康保険の傷病手当金は就業1年立っていないと会社を辞めると貰えないはずなので、ぎりぎり助かりました(仕事は就業規則で病気のための休職中に退職扱いとなってます)。さらに加入していた健康保険は一部負担還元金という制度があり、1月の医療費が食事代を除く医療代金2万以上は全て負担還元金として戻ってきたこと(実費として掛かったのは2万円+食事代のみ)。さらにさらに医療保険として入院給付金1万円180日のに入っていたお陰でリハビリを悔い無くすることが出来ました。結果論としては私の場合は会社を首になりましたが、入院しながらも毎月+20万以上増える事が出来ました。ある意味退職金にもなるのですが、これがあるためにリハビリを出来るだけ長くするため入院を長引かせて貰いました。私の場合は約半年近く入院しましたが、脳卒中の方でここまで入院される方はほとんどいません。皆さん家庭の事情もあるかと思いますが大体2、3か月もすれば退院されてるようでした。でも日本の法律?だとリハビリ病院を一度退院してもう1回入院しようと思ったらもう1回脳卒中にならないと基本入れないのです。しかも一度退院するとどの病院もリハビリなんてほぼ無いと思っていいレベルだと思います。通院してリハビリ病院でリハビリが出来るとは思わない方がいいです。なので結構な方が保険が効かない有料のリハビリを受けてる方が沢山おられるのです。何度も言うようですが私の場合は本当に運が良かったとしか思えないのです。病気発生時には自分は意識が無いので全く考える事すら出来ませんでしたが、医師より家族に対して1/3が死亡、1/3が寝たきりになると説明があったようです。自分が逆の立場だったらと思うと家族に心配を掛けてしまい申し訳ない気持ちで一杯です。恐らくこんな経験をされる方は少ないでしょう。そもそも「死に掛ける」と言うのがどういう事なのかを身を持って知りました。もうこんな経験なんてしたくも無いし、死にたくもない。でも障害が残っているので嫌でも大病だったという事を思い知らされます。でも生き残った以上は、自分に出来る事は全て行い、悔いの無い人生にしたいです。今現在は命の危機は無いと思いますが、障害が残ってるせいで常に「死」を意識してしまいます。今まではこんな事考えた事なかったのですが、頭がクラクラして眩暈とか、半身が温痛覚が無かったり、人が沢山いるところでは色々と動作が遅くなったりします。嚥下障害はもう何もリハビリすらしてないけどまだ蒸せたり、TV見ながら食べたりしたら蒸せたりもします。一応病気前と同じ事は出来るけど、これは「普通?」と言われると絶対普通ではないですよね。大病の事を思えばここまで回復出来たんだから喜ぶべきことだというのはわかるのですが、やはり健康体が羨ましいです。とまぁ、現在の不満や希望を書いてみましたが記事としては意味わかんない内容になってしまい、すみません。でも自分の気持ちと言うか現状?を何処かで書きたかったので書き残しておきます。最後にですが月並み程度にしか聞こえないかもしれないですが、40歳を超えたら頭痛とか少しでも異変を感じたら病院での検査をお勧めをしておきます。検査にお金は掛かるかも知れませんが命はお金には変えれないと思うので、定期検査とかをお勧めします!

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