回復期病院の選び方。この記事を読まれている方はご家族の方や大事な方が大変な時だと思います。私の場合の回復期病院の選択方法を書いておきます。経験者として書いていますのでご参考までに。

1:一番は病院のリハビリ技術の選択かと思います。これは理学療養士さんや作業療法士さんの人数が一番参考になるからです。リハビリしてくれる人数がいると言う事は技術や経験も豊富。そして人数がいる事でリハビリ回数を極力多くすることが出来ます。理学療養士さんや作業療養士さんは1日でリハビリ出来る時間が法律?で決まってますが、そもそも人数がいないと最悪1日のうち1回も無いと言う病院もあるかも知れません。そして病院選びには「評判」を気にした方が良いです。この評判と言うのは医師以外の評判を指します。これは医師のお勧めだとバックマージンが入る病院を進めてくる場合があるからです。病院としての技術云々関係無く勧められる場合があります。

2:次は病院の入院代金になるかと思います。まず一般的には病院は「私立」より「市立」や「県立」等の方が安いです。病院にもよりますが「私立」だと1月当たり5万円以上は高くなる場合があります。当然ですが入院代金よりリハビリの質で選ぶのに越したことはないのですが、大体の病院では急性期病院で回復期病院のパンフレッドを貰えると思います。パンフレットには私立病院の方が華やかで凄い技術で書かれている場合が多いです。しかし、必ずしも私立病院が良いわけではありません。「市立」や「県立」病院等は売上を目標とした病院ではありません。対して私立病院は売上を目標にしているところがほとんどなので、パンフレッドには凄い良さそうに書いています。「市立」や「県立」は営業目的ではないので結構「質素」なパンフレッドが多いです。自分が入院した神奈川リハビリ病院も県運営の為、パンフレッドや病院のサイトもある意味普通レベルです。しかし、評判が良く東京都や県外からこの病院を選択される方が大勢います。入院待ちになることもざらです。こういう情報は大体急性期病院にいる理学療法士さん等に聞いた方が早いです。私の場合は病気後2週間経過で攣縮期間が終わって一般病室になりましたが頭の回転がまだまだでしたので、家族が回復期病院を選択してくれたのですがこれが運が良かった。後々になってパンフレッドを見たら、リハビリ状況等はパンフレッドから読み取れませんでした。でも実際に入院すると理学療法士さんが50人以上、作業療法士さんも30人以上とかいたと思いますのでリハビリは充実していました。病院で健康保険外のリハビリ(体育や社会生活復帰の為の職業訓練)がある病院もあります。これらは病院で医療行為として行う事が出来ませんので無料でしている所があります。ですのでリハビリ病院は必ずしも高い私立病院で無くても良いのです。リハビリの医師の人数と評判を気にした方が良いと思います。

3:病院の選び方の話ではありませんが、回復期病院は一度退院すると再発等しないかぎり再入院等は基本出来ません。入院中のリハビリと通院でのリハビリは圧倒的に入院でのリハビリが良いです(退院すると週2、3回程度の通院リハビリが出来れば良い方ですのでリハビリ不足になります)。お金が掛かるかも知れませんが、入院代金が高いからと言って出来るだけ早く退院しようとはしない方が良いです。もう十分すぎるほどリハビリをしたと言う位までした方が良いです。後で通院リハビリや自由診察等でリハビリするとその方がもっと費用が掛かります。

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 脳卒中・脳梗塞へにほんブログ村 病気ブログ くも膜下出血へ
にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株 自動売買へ

4件のコメント

  1. こんばんわ。
     
     リハビリ病院は半ば運な所があって、私の場合は息子と妻が空いている所で早く入れる所をということで見つけてくれました。コロナ禍でもあり病院自体が選択の余地がなく、実際は2択でした。地方であることもあって、選べる余地はほんのちょっと、それが現実でした。

     さて、入院中と退院後のリハビリでは圧倒的に入院中のほうが濃いので、それは仰るとおりかと思います。中々作業療法士さんの言う骨盤の運動が習得できず、代案で教わったのが歩くことでした。意図的にバランスが崩れる歩きを行ったりしている(肩ふったりとか)のは、歩く場所が全くフラットとは限らないからであり、当初は靴底を擦っていたりしました。

     色々とやって見るものです、アドバイスが聞けるうちに!

  2. コメントありがとうございます。
    私の場合も実際には選択肢は1つしかなかったです。
    他の病院もあったのですが病院でコロナ感染があったらしく、
    結果的には・・・と言う感じでした。

    肩ふったりの動作は初めて知りました。
    情報ありがとうございます。
    色々やってみたいと思います。
    仰る通り、アドバイスが実行出来るうちに早めに行動を、
    コレ大事ですね!。

    • こんばんわ。

       あれをやるバランスが崩れるのを補正しながら歩くことになるので、その分、変な所(太ももの内側)とかに負担がかかります。ただ手を降って歩くよりは、回転運動にした方がキレが速いため、歩測のアップにはなります。
      それと腹の肉を動かしているので、少し腹がマシになります。

       バランスを崩したら転倒ではなくて、バランスは崩れているもので補正するものだという考えです。病院でできることが家でも出来るとは考えるなという、主治医のアドバイスがほんと生きてきてます。

  3. ありがとうございます。
    参考になります!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です