くも膜下出血の影響で頭に相当なダメージを負いましたが、幸いな事に自分は「考える力」を損なわれずに済みました。でも残念ながら頭の持久力は低下したままでした。入院中はPTやOTの先生方のサポートがあるので指示に従うだけで「回復」方向に向かう事は出来ましたが、退院して180日経過すると障害等級の有無によっては健康保険を使えなくなってしまいます(病気後最大180日まで)。この為、自分は退院してから自己リハビリで頭の持久力を鍛える事にしました。退院してすぐの時は15時とかには眠くなるとかはよくありました。でも就業するためには最低でも8時間仕事が出来る状態にしないといけないので自己リハビリは必須でした。前の記事でも書きましたが私の職業はITでパソコンを使う仕事でしたので、まずはパソコンを「常に使う」ところからスタートしています。この自己リハビリの中で自分が趣味で15年位?集めていた物をネット上のバザー等で販売もしていました。理由の1つとしては単純にパソコンを触るだけでは持久力を鍛える事が難しいからです。それに自分の趣味だった物を売る事により頭に一定の緊張度を与える事により、実際の仕事に必要な「集中力」を上げるためにも販売していました。具体的にはネット上で売ると購入者は何時連絡してくるかわかりませんので、出来るだけでパソコンの前にいる事を重視しました。それに趣味の物と言ってもこの時は病気で死に掛けて、職も休業期間満了による自然退職になっていたので少しでもお金になるのならと言う事で一石二鳥的な考えでやってました。でもこれが結構いい刺激を頭に与えたのか、眠らずに頑張れるようになっていきました。ちなみに趣味の物は自分が仮に病気で死んでいたら家族にどうしていたか聞いたところ、売らずに埋もれていた品だったようなので「結果オーライ」としています。まぁ。私にとってはここからが病気後のリスタートと言えるスタート地点です。病気で死に掛けた上に後遺症もある。さらに職も失った。これ以上堕ちるとしたら極端ですが「死」しかないと思って今に至ります。なのでこの頭の持久力リハビリが病気後「自分の頭で考える事が出来た」最初のスタート地点です。頭の持久力所か、人生リスタートを掛けたリハビリの開始時点なのでここは絶対負けれない所です。そして今も頭の持久力は鍛えています。ここで負ける訳にはいきません。

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2件のコメント

  1.  私は退院してすぐには職場復帰しませんでした。
    確かに歩ける(その時は600mぐらい)とはいえ、IT業の端くれ。
    PCの持ち運びや設定など、意外にも動かねばならないのが解っていたから。
    仮に新幹線に乗ろうとしたら、16両=400m、駅ナカやホームへの移動を考えたら1kmなんてあっという間。
    運動能力(≒歩行力)と考えて、ひたすら歩いていました。
    病に全面戦争を仕掛けている、正しくそんな感じでした。

     今でも、殺るか殺られるか・・・ぐらいなところはあって、トレーニングは欠かせません。
    今の敵は『糖尿病』。こいつには負けられません。

  2. コメントありがとございます。
    私も同じです。PCの持ち運びも想定して未だに筋トレも必要だと常々考えています。
    病気はまさに「闘病」と言う言葉通りで戦う事だと思います。
    病気になって初めて身を持ってわかったような感じがします。
    糖尿病も本当危ないですよね。私も毎日カロリー表、体重、血圧等全て計測してチェックしています^^;
    お互い負けずに頑張って行きたいですね。

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